サイトアフィリをやる上で、必ず1度は通る道。それがオールドドメインです。オールドドメインとはそもそも何なのか。そして使った場合の実際の効果や、取得方法、使い方について今回はお話しいたします。
オールドドメインとは?
オールドドメインとは、そのドメインが取得され数年以上経ち、何らかの事情で元の所有者が手放し、再び取得可能になったドメインのことを言います。
以前、ドメインのパワーは取得してから時間が経つとともにどんどん強くなっていく。ということをお話ししましたが、オールドドメインとは、まさに誰かが先に取得してくれていたおかげで、いきなり「ドメイン自体の評価」が高くなっている状態で使いはじめることのできるドメインだというわけです。
当然、そういったドメインを取得してサイトを運営すれば、新進気鋭のウェブサイトであってもいきなり検索エンジンの上位に表示させてしまうことも可能になるのです。
なぜオールドドメインはSEO的に評価が高いの?
例えば、10年くらい前に取得され、その後定期的にサイトも更新されて丁寧に運営されてきたドメインは、グーグルなどの検索エンジンから見ても
↓
ということは情報コンテンツとしての価値が高いサイトなのだろう。
↓
つまりこのサイトは、信頼がおけるサイトだ。
こんなふうに思われ、ドメイン自体と、そこに設置されたサイトに対しての評価が劇的に高くなっているというわけです。
そのサイト自体がSEOに強くなるのは当然ですし、そのサイトからリンクをもらっているサイトも検索エンジンから見て評価が高くなるというわけです。
具体的には、下記のようなメリットがあります。
- ドメインエイジ(ドメインが取得されてから経過した時間)が引き継げること
- Googleページランクが引き継げること
- バックリンク(被リンク)が引き継げること
- インデックスのスピードが驚異的に速いこと
- ヤフーカテゴリ登録などもそのまま引き継げること
オールドドメインを効果的に使う2つの使い方
そのサイト自体のSEOも強くなり、そのサイトからリンクをもらっているサイトも評価が高くなる。ということをお伝えしましたが、これを聞いてお分かり頂けるとおり、オールドドメインの使い方には2種類の方法があります。
内部要因
ひとつは内部要因です。普通はこっちの効果を狙ってオールドドメインを購入する方が多いと思います。
内部要因というのは何かと言うと、「ドメインパワーの強さ」のことです。前述したように、そのドメイン自体が検索エンジンから好評価をもらっているために、新しく作ったサイトでも上位表示されるスピードがトップクラスに速くなる。といったメリットのことですね。
ただ、この内部要因としての使い方は、はじめからオールドドメインでの運営をしていないサイトの場合使いづらいですよね。
なぜならば、すでに違うドメインでメインのサイトを作ってしまっている場合、色々なところからリンクを貼ってあったりするわけですし、「今更運営するドメインを変えられないよ。」と思われることでしょう。
というわけで、こんな場合にも使える方法が次の、「外部要因」と呼ばれるものになります。
外部要因
外部要因とは、購入したオールドドメインから、すでに作ってある自分のウェブサイトに向けてリンクを貼る(バックリンクを貼る)ことにより、そのサイトの評価も高くしてしまおう。という使い方です。
メインのサイトもオールドドメインで運営し、さらにそのサイトに向けてバックリンクを張っているサテライトサイトもオールドドメインで運営している。なんてサイトアフィリエイターもけっこう多いです。
オールドドメイン取得の際の注意点
ただし、オールドドメイン取得の際はけっこう注意点も沢山ありまして。
まず、ドメインが昔に取得されているからと言って、取得後に何のサイトも運営されていなかったり、早々に契約更新を忘れて期限切れになってしまったようなものは意味がありません。
オールドドメインを取得するメリットは、そのドメインで運営されていたウェブサイトの信頼残高をもらうことだと言っても過言ではありません。
つまり、そのサイトがちゃんと運営されている実績がとても大事になり、そうでないのならばただ昔に取得されたことがあるだけの、特に評価も高くない古い中古のドメインでしかないというわけです。
オールドドメインの取得方法
ドメインの最初からの持ち主でない人が、このオールドドメインを手に入れるためには期限切れのものをオークション形式で買うなどして手に入れるしか方法がありません。
ただ、オールドドメインであれば何でも良いというわけではなく、前に運営されていたサイトがブラックリストに載っているスパムサイトのようなものであれば逆効果ですし、
今回運営していきたいと思っているサイトと同じようなジャンルのサイトである方が効果は高くなります。
あとは例えば、グーグルのページランクが最低でも5以上のものを選んだ方がいい。ということもあったりするわけです。
このあたりのことを考慮すると、オールドドメイン検索ツールなどを使って精査した上で取得した方が良いでしょう。
実際にオールドドメインを精査する際には、
- 前に運営されていたサイトが、今回と同系統(同ジャンル)のサイトであること
- ページランクが高いこと(5以上!)
- ドメインエイジがなるべく古いこと
- ブラックリストに載っていないこと
- 引き継ぐバックリンクに中国系の被リンクが無いこと
などを見るようにしてください。
誰でも簡単にオールドドメインからバックリンクをもらえる方法
ちなみに。誰でも簡単にオールドドメインからバックリンクをもらうことの出来る方法があります。
それはどんな方法なのかというと、まぐまぐ,アメブロ,FC2ブログ,Facebookなどの各種SNSなど、こういったところからメインのサイトに向けてリンクを貼っていくということですね。
ただし、プロフィール欄にただ単にリンクを貼る。といったようなものでは意味がありません。現在のグーグルのクローラーは人口知能搭載で頭がすこぶる良いですからね。
ただ単にリンクを貼っているだけだと自作自演のリンクだと思われて最悪ペナルティを喰らってしまいます。
文章を書いた上で、文章の流れの中でリンクを貼る。これがものすごく大事です。手間ではありますが、これをやらないのなら、バックリンク自体を貼らない方がマシ。と言うレベルに自作自演がバレますので、このあたりは注意するようにしてください。
ただまあ、こういった高い評価がついたオールドドメインから、確実にリンクをもらうことができる機会は少ないですから。ぜひ活用していただきたいと思いますね。
さいごに
その効果には賛否両論ですが、やはり効果があると私自身は感じています。特にバックリンクにスパムサイトが無かったり、グーグルランクが5以上だったり、同じジャンルのドメインであるならば、ビッグキーワードでも狙いにいけるほど効果があると感じています。
ただ、そういった質の高いオールドドメインは、一般的にはとても高価ですので、まずは運営期間の長いブログやサイトなど、ドメインパワーの高いサイトからリンクを貼るチャンスがあれば、ぜひ、活用してみてください。